2014-01-01から1年間の記事一覧

ゴースト×ゴースト小説、夢と希望の世界

今日からリウのシリーズスタートします! あんまり深く考えずにまったり読んでいただければなあと思います!是非楽しんでください〜 ではGO!!↓ 私は深い深い眠りについた。 目を閉じた世界は真っ暗…。そこにいつしか、虹が架かる………「ようこそ。ここは現実…

ゴースト×ゴースト小説、神として。

−よう、元気にしてたかデヴィーセ。 脳内に直接響く、この生意気な声はあいつしかいない。 「イングリーネか、いつ振りだっけねえ」 後ろを振り返ったって雷神は存在しないから世界を眺めながら言葉だけ返す。 彼は面白くもなさそうに鼻を鳴らすと、 −驚きも…

雑談〜

こんにちはー!久々に無駄話です! 小説書くかもとか言ってたのに全くの嘘ですねすいませんちょっと次のシリーズの話しましょう! 次はリウのシリーズだとはご紹介したはず!リウがゴーストになる寸前に見た夢の物語です リウは夢の世界で「ドリーム」の名を…

ゴースト×ゴースト小説、時空と選択

「待ちなよカルル。」 炎神は立ち止まる。今はまだ、振り返りたくはない。 「…なに?珍しいやん、あんたがウチに用なんて。」 時空神はなかなか自分から他人に会いに来ない。 いや、そこに存在しないだけなのだが。 「聞きたいことがあるだけ。…君にね。」 …

ゴースト×ゴースト小説、紅き罪人

「紅い宝石…」 フロウはそう呟いた。 どうしてか、その言葉が浮かぶと苦しくなってしまう。 「それがどうかしたんですか?」 フロウの顔を覗き込んで、彼女はそう問う。 心配そうに見つめられては隠し通すわけにもいかず、言葉を捜した。 「…いや、なんか、…

ゴースト×ゴースト小説、神々の封印

「ねえちょっとファル、あの人間に何したの?」 今日も金髪は楽しそうに僕の元へとやってきた。 …だが今日は来客がもう一人。 「ファル!見損なったわ…あんな酷いこと!!」 怒りに顔を赤く染めてやってくる小柄な少女。 それに金髪は振り返ってまた笑う。 「…

ゴースト×ゴースト小説、君と永遠に。

「…セリエル…、大丈夫か」 まだ痛みの残る体を引きずって彼女の元へと近付き、その体を弱く揺すった。 「ん…、フロウ様…無事ですか…?」 開かれた目は今までよりもずっと濃く深紅に染まっていた。 (…そうだ、セリエルは死神に……) 曖昧な記憶を辿ってようやく…

ゴースト×ゴースト小説、求める為の記憶

世界が揺れて見えた。霞んで見えた。 一体何がどうなってしまったんだろう。 全身が痛くて、どうしてか涙が止まらなかった。 体を少し動かそうと力を入れてみても、痛みが増すだけだった。そして、すぐに分かった。これはあの力のせいだと。力が強大すぎて体…

ゴースト×ゴースト小説、俺たちの願い

少年から少女へ、力が受け渡される瞬間を、ただ見ていた。 止めることも無く、呆然と。 −アルネス!貴様止めないのか! 頭に響く、声。「止めない。」 ただ、一言。 −ふざけるな!!危険なんだぞ!! ふざけるな?こっちは大真面目だ。「あいつが決めた事なんだ…

ゴースト×ゴースト小説、君に幸福を。

いきなり狂ってしまったあの後から、フロウはただ色々な町を歩き、さまよった。 なに一つ話すことの無いまま、セリエルが後ろを追いかける。フロウは何かを唱えるように怪しく口を動かしていた。 それに恐怖さえ覚えている自分がいることを、セリエルは不快…

ゴースト×ゴースト小説、欲望の果て

「フロウ様ってば!いきなり走ってどうしたんですか!」 ただ立ち尽くす俺を、セリエルが呼んでいた。 でもそれよりも大きな声で、力が俺を呼んでいた…。−お前はこの世界の誰よりも強くなる。お前の真の力、そして……破壊の義務。本当に俺は何かになってしま…

ゴースト×ゴースト小説、アソビゴコロ

「ねえ、まだあの人間は来ないの?」 小さな体で、鎖を揺らした。 特に忙しそうなフリをする訳でもなく、何もせずにそこに座っている時空神にいい加減腹が立ってきた。 「もうちょっとで代理人が来るからちょっと待ちなよ。」 焦らない焦らない、と彼は笑っ…

ゴースト×ゴースト小説、死神の誓い

私はシニガミ。幻の主。偽物の本体。「私の偽者……」 それは、美しい少女の影だった。いつでも、あの青い髪の少年と一緒にいて、幸せそうな少女の偽者。 いや、本物も偽者もないのかもしれない。 だが、あの日、あの時、私達は別々になった。赤い火の中で、私…

ゴースト×ゴースト小説、俺の血縁者

−まだ分からんのかアルネス!! 大声で頭に響くその声。 何だかいきなりとんでもないものに取り付かれてしまったようで。「いえいえ、とんでもないよ。ちゃんと分かってるって。」 もう何だか面倒な事になってしまったので、適当な答えを返す。「つまり、あな…

ゴースト×ゴースト小説、神々の手駒

「案外ヒトを神に仕立てるのって大変なんだね。」 その真っ暗な空間に金髪碧眼の少年と、鎖に捕われた少年が顔を合わせる。 「別に神にしろとは言ってないじゃん。此処に連れてくるだけなんだから…」 ため息混じりにそう呟く瞳の紅い、邪神。 「そうだけど、…

ゴースト×ゴースト小説、願掛け

どうしてもあの二人が気になった。 普通ならあんなにフレンドリーに人と関わってこないだろうし。 だって、今まで誰かに話しかけられたりなんてしなかったし、しかも二人。 彼らが異常な事は良く分かった。 だってもう雰囲気とか、そういうのが普通じゃない…

ゴースト×ゴースト小説、不思議な話。

足音が、聞こえた。 「……?」 大した音でもなかったのに、無意識に感じた良く分からない違和感のせいで直に気づいた。その足音の主の方へ俺もセリエルも顔を向けると そいつは笑った。「初めまして、ここに居たんだね。」 人懐っこい笑顔を見せる。 金髪の少…

ゴースト×ゴースト小説、ずっと一緒に。

「それで、本題です!」 俺に向き直って人差し指を立てる。 なんだよ、本題なんて。 無駄に大事な事のようにセリエルは真っ直ぐに瞳を見つめる。「私の目的はいろんな町に行く事ですけど……」「フロウ様の目的ってなんですか?」ああ、そんなことか。 まあで…

ゴースト×ゴースト小説、怪盗の始まり?

今にも飛びついてしまいたいほどの輝かしい光景。 「飯……!!」たまらない。 いつもの調子なら、全然腹なんて減っても平気なのに、今日は訳が違う。 さっさと盗んでしまおう。 もう早く食いてぇ!市場の果物屋の前、盗むぞ。紙袋を雑に開いて、林檎、蜜柑、葡…

ゴースト×ゴースト小説、狂い咲く。

今日はイフレが裏切り者になった理由です! 裏切り者バージョンのイフレは左目を隠すように包帯を巻いていますが何故でしょー! 答えは↓ですよ〜 ああ、やっぱり彼女は凄い。 犠牲者に選ばれても、怖いなんて言わなかった。 俺は前にそうなった時すごく怖く…

ゴースト×ゴースト(息抜き)小説、カゾク。

ファルにウォリスが本当にお母さんであることを伝えたらどうなるのかなあと思い書きました^^; 前はいねちゃんと成った時にファルに言うか言わないかっていう会話をしたような気がするのをふと思い出して。 今書いてるシリーズとは全然関係ないです。寧ろ…

ゴースト×ゴースト小説、もう一度。

「お腹空きましたあ……」 後ろから聞こえてくる声に気が抜ける。 だが、否定もできない。 確かに腹は減った。 歩きっぱなしだった訳だし無理もない。 でも…… 「金なんてねぇぞ……」小遣いなどすがったことも無かった。 だから電車も使わず歩いてきたのだ。 ま…

ゴースト×ゴースト小説、旅の道

そして、俺の目指す場所はアルゲイドという町に決まった。 できるだけ弟の下を離れたい。だが、それ以上の問題と言えば… 「見てくださいよー!!もう大都市ですよ!大都市!!」 ルイスワードについた途端騒ぎ出したセリエル・ローズは大暴走だ。 完全に観光客で…

ゴースト×ゴースト小説、崩れた架け橋

こんにちは〜!新しいシリーズをやっていきたいと思います! お待たせしましたがフロウとセリエルのシリーズですね! フロウがどうして力を手に入れたのか、二人がどうして怪盗をしているのか… などなど長くなると思いますが解き明かしていきたいなあと思い…

ゴースト×ゴースト小説、少ない日々を

目が、覚めた。 目覚めたくなかったのに。 俺たちを殺そうとする医者達の目が、焼き付いて離れない。 怖くて怖くて、でも、人は誰しも記憶からは逃げられない。 だから、立ち向かうそうだけど…。 俺はもう二度と病院には行かない。 この体に限界の時が来たと…

ゴースト×ゴースト小説、あの日の恐怖。

前書きです← リールのシリーズが前作で完結です!ありがとうございました! 今回から二作に渡ってイフレの過去を書いていきたいなあと思っています。 病院嫌いの訳がきっと分かるはず! では是非読んでいってね〜、GO!↓ なに?なにが起こったの? 父さんも…

ゴースト×ゴースト小説、キミヲ取リ戻ス

「久しぶり、お兄さん。」 正義面して戦い続けるエレスを見るうちに、普段話しかける事のない僕だけど、ちょっと声をかけてみようと思った。 「お前は……」 きっと彼は僕を覚えている。 いい人に見えるもの、一度会った人は忘れなさそうな。 「僕はリール。き…

ゴースト×ゴースト小説、聖なるココロ。

何度か不具合は生じたが、壊れる事はなかった。 どうやらヘッドフォンが無ければ記憶の整理やら何やらが出来ずに壊れてしまうそうだが今のところ問題は無い。 そして、機械になって実感したことが一つだけあった。僕は生きている。体中に繋がったコードから…