ゴースト×ゴースト(息抜き)小説、カゾク。

ファルにウォリスが本当にお母さんであることを伝えたらどうなるのかなあと思い書きました^^;
前はいねちゃんと成った時にファルに言うか言わないかっていう会話をしたような気がするのをふと思い出して。
今書いてるシリーズとは全然関係ないです。寧ろ本編にも関係ないレベル。
ではOKな人はどうぞ!↓


ねえ、そんなの酷い。
僕はどうしてこんなに恵まれないの?
今まで憎んで、何度も殺そうとしたモノが
僕の家族だなんてさ。

そんな酷いこと、ある…?

今心臓が張り裂けそうに痛い。
涙が溢れてとまらない。
ウォリスだって、僕のことを何度も、何度も何度も何度も何度も殺そうとしていた。
それは僕が嫌いだからでしょ?

このセカイには、誰一人として僕を愛してくれる人なんて居ない。
闇を生み出し、生命を奪う僕のことなど、誰が愛してくれるというんだ。

独りぼっちの僕にとっては、孤独が大切な友達。

ねえどうして?なんで?何のために?
僕なんかを殺したくないと言うの?
どうして争いたくないなんて言うの?
どうせみんないずれは愛を捨てて僕を独りぼっちにするのにそんなことを言うの?
わざわざ僕を孤独から引き離して、愛に気づかせて捨てるなんて…

それじゃあウォリスも人間様も、同じじゃない。

愛を弄んで、乱暴にして、ボロボロにして、
もう使えなくなったら、どこかへ置いてきてしまうの?


…ねえママ。
僕はどんな子だった?生まれてきてくれて嬉しかった?
ここまで歪んでいなかったでしょう。
僕をここまでズタボロにしたのはどこの誰だと思う?

それはね、貴女だよ、ママ。
愛し尽くして切り捨てて絶望させたお前だよ。

…ウォリス。