ゴースト×ゴースト小説、永遠の愛なんて

こんにちはー!暫く振りのシリーズ!!
どこかで見た事あるような…って感じのする小説になっております。めちゃ前だけども。
勉強したくなーい!ということで書いた小説です。
小説書くと心が休まるので好きです。勉強もそんなにしてないんだけどね!!!
と、言うことで本編。邪神が生まれるお話。どうぞ!



「…なんで開けてくれなかったの?」
邪神はその場から一歩も動くことなく、そう言った。
創造神は応えない。ただ立ち尽くして、前を見るだけ。
「お兄さんも酷い…。友達って言ったのに。」
君も可笑しくなってしまう。ああ、こんな世界で邪神を汚さないなんて無理だ。

邪神は穢れるモノだって、誰かが言ってた。きっと。

「みんななんか言ってよ…黙らないでよ…。」
気付いている。そうでしょ。長い長い幸せが終わるのが怖いでしょ。
こうなることも分かってたでしょ。
キミは世界に裏切られる。僕は世界を信じていたから。

ねえ、ウォリス。貴女から言ってよ。僕は…僕は、言いたくない。
もちろん、これが夢なら、それが一番いいよ。
でもさ、貴女もお兄さん達も僕も、分かってたでしょ?

永遠がないこと。

どんな事にも終わりがあること。幸せにも不幸にも終わりがあること。

「ウォリス…」

「ゴメンなさい…ファルシード。」

ああ、ほら…ね?悪い夢だなんて、言えないからさ。
夢ならこんなに胸は痛まないでしょ?
世界はそんなに優しくないでしょ?甘くないでしょ?

「待ってよウォリス…何で今になってこんなことするのさ……」

せめて理由を教えて。どうして今まで愛してくれたのか。
どうして…ねえ、どうして?何で?答えてよ、ウォリスじゃなくてもいいから。誰でもいいから答えてよ。
知ってるんだ。貴女も言いたくないんだ。だって僕が好きだもんね?いつか謝ってくれるでしょ?

「嫌だよ…敵になんかなりたくないよ…」

僕をいつまでも愛してくれるもんね?僕を試してるんだ、そう…そうだよ。

僕らの愛は、永遠だもんね…?

「ウォリス……っ」

手を伸ばしたって、どうせ取ってくれない。

だってまだその時じゃないもの。

「私をいつか殺しなさい…、その時まで…」

その時って?何?やっと答えてくれたと思ったらそんなことかぁ…。

ああ、憎い。苦しい。何もかも壊したい。
全部何もなくなるくらいに壊してしまいたい。

「………殺してやる…っ」

……僕は、貴女が好きだから。