ゴースト×ゴースト(短編)小説、ずっと待ってる

今回は息抜き。本編に関係ない話には(短編)の表記をすることにいたしました!
ので、要チェックですよ〜〜
今回はホントに結構短い、ファル目線でバーーっと書いたので…。そういうの多い←
最近誤字が多い気がする、気をつけたい…。
ファルとか言うと本編と間違えそうですね!でも関係ないですよー!
では、貴女とは誰か…注目してどうぞ!↓↓



この世界は息苦しいのだ。
いくら待っても貴女は来ないし、綺麗事ばかり言う人間が溢れてる。
なにを言われてももう上辺だけの言葉にしか思えない。

自分だけが檻の中に閉ざされてる気分になってるだけだ。
誰かに開けてほしいと思ってるだけだ。

とっくに鍵は開いているよ。
鎖からもとっくに開放されている。

でも、出たくない。

ここでずっと、貴女を待っていたい。
ここでずっと、貴女の愛を待っていたいのです。

分かってくれませんか。

人間様も、気付いてはくれませんか。
僕は恨んでなんかいない。
とっくに、怒りなんて消えていた。

喧嘩した後、強がって謝りたくないのは誰だってそうでしょう。
謝ってほしいに決まっている。

貴女はあれから謝ってもくれない。

何故ですか。

嫌いだったんですか。

愛してくれていなかったんですか。

僕は考え続けたんだよ。
何百年もの時間を、何千年もの時間を。
僕は待ち続けたんだよ。

貴女がここから出してくれると。貴女がこの時間から開放してくれると。

永い時間を、永遠の時を、貴女の笑顔で埋め尽くしても。

貴女は来ないのですか。

どれだけ時間稼ぎをしていれば、あなたは僕だけに笑顔を見せてくれますか。

僕はここでまだ檻の中に居るから。人間という檻の中に。
そこで鎖に繋がれて待っているから。

ねえ、早く助けに来てよ。

何回太陽が昇って、月が満ちて、時が過ぎれば、僕は許されるの?

許す気なんてあるの?
元通りになる気なんてないの?
僕だけが望んでいるの?

そんなことは認めないよ。

僕と貴女は永遠なんだから。

それは貴女と約束したんだから絶対だよ。

…約束だよ。