ゴースト×ゴースト小説、苦難の聖域

「セラは一体何されたの?」
ファルシードはウォリスの下へ向かう為、セラセード、カルル、デヴィーセと共に歩きながら、正常な思考を取り戻したセラセードにウォリスのことを聞いた。

「紅い目…怖く無いモノにしてくれるって……言われたの。」
その言葉発する時も、セラセードは下を向き、瞳を隠していた。
怖かったと語るようにファルシードの手を握って。

「なっ……、ウォリスっ…セラセードの目全然怖くないやんけ!」
カルルは炎を撒き散らしてそう放った。
「そうさ、僕も気にならないしあんまり思い込まないで。」
デヴィーセもそう優しく微笑んだ。

三人の笑顔に安心するようにセラセードも笑う。

「でも…敗北の運命が変えられないなら何するんや?」
カルルは心配そうにそう呟いた。
その言葉に続いてファルシードもセラセードもうんうんと頷く。

「敗北の後、つまり人間が創造された後のことをウォリスに考え直してもらうんだよ。」
デヴィーセはやる気満々の笑顔で言う。
その話に興味津々の幼い三人はおー、と歓声を上げた。
「実際人間は創造され、物凄い進化を遂げた……僕はそれを見たんだよ。」
デヴィーセは少し悲しそうな顔をしながらもそう語った。

「でも人間も悪くない、最悪な争いをしなければね。」
僕達のようにと付け足して元気に呟く。

僕達だって本当はヒトだったんだし…
と言う本当に小さな声は誰の耳にも届かなかった。

そして暫く歩いた、月の綺麗な夜のこと。
邪悪な気が流れ込むとある神殿へと僕らは着いてしまったのである。

聖域と言う名の『地獄』へと。


−後書き−
gdgdとか言わないでね((
最近リアルでも小説かいててこんがらがるw

セラセードも説得し生きている四人の神を集めたデヴィーセ。
後はウォリスに会い、幸せな未来を創り上げるだけ。
一体どんなENDになるのか……

次回もお楽しみに!