ゴースト×ゴースト、機械ノココロ

「壊した!!僕のミイナ!!」
機械の破片を指差し、泣きじゃくる子供。
彼にとって唯一の友達だというその機械は、無残に砕けそして彼に現実を教えているようにも見えた。
大人は呆れ、笑い、去る。
少年の叫びなど聞くはずも無く。
友達を失う悲しみの詩になど興味は無いというように。
「悲しんでる音がする・・・サヨナラの音がする・・・」
人のような・・・機械のような・・・少年の声はただ誰も居ない空間を彷徨った。
「サヨナラ、サヨナラ・・・人間ノ言葉・・・」
サヨナラを儚く、悲し気に繰り返す。
涙など、機械の身体からは出ない・・・はずだった。そう、はずだったのだ。
しかし彼の瞳からは透明な透き通った涙が流れていたのだ。
「父様ガクレタ・・・僕ノ・・・タカラモノ・・・・」


「悲シイヨ!!悲シイヨォーー!!!!」


機械の少年が初めて泣き、そして自分の力を目覚めさせたとき。
周りに広がる悲しみや絶望のココロを表した幻と、壊れた機械と繋げたココロ。


いつでも彼が周りに見せる幻は彼の頭のヘッドフォンが記録した悲しい記憶の中にあるもの。
いままで機械の友達と共に暮らした楽しい日々は泣き叫んだあの日にエラーによりデータが破損した。


彼の心にはもう、楽しき日々の記憶はない・・・・・・







さあ、誰でしょうかww((知るか((
ヒントは機械です、あとヘッドフォンかな((分かるよねw