ゴースト×ゴースト小説、少年少女
「とりあえずあたし達は……」
「デヴィーセが帰ってくるまで準備だね」
「暴れるぜー…!」
グランディーネは棒を構え、
ルクレツィアは手を前に、
ノルヴェランスは剣を振り上げる。
「それぞれ散るわよ!」
グランディーネは指示を出す。
「上手くいくか分かんないけど頑張るねっ」
ルクレツィアはそう言うと走っていった。
「ノルヴェランスもしっかりねっ」
向き合う二人。
「言われなくても分かってるって!任せとけっ!」
グランディーネが憧れたのはその笑顔だった。
ノルヴェランスの笑顔は自分以上に頼れた。
誰もがその下へついて行きたいと思うだろう。
「じゃああたしも頑張る!」
こんなにも強くなれたのはノルヴェランスのお陰だろう。
密かに感謝しながら、彼女は笑顔を見せた。
「じゃあ行くぜ」
剣を片手に手を振る。
「頑張って、あたしも行くわ。」
棒を握り締め、宙に浮く。
「ああっ!」
ノルヴェランスは草原の中へ、
グランディーネは湖へと飛び込んだ。
三人の望みは、叶うと信じる。
しかし未来は……
☆後書き☆
はい!毎回読んでくれてありがとうございます!!
これから複雑になってくるかもしれませんがご了承下さい><
デヴィーセが幼き風神、セラセードを説得している間、グランディーネ、ルクレツィア、ノルヴェランスの三人が向かう先は・・・
これからお楽しみに!!